たかべを知るコラム 木で建てる

なぜ、たかべホームズは「桧(ひのき)」を使うのか?

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今日のテーマは、私たちが家づくりに欠かせないと考えている「木」、特に「桧」についてです。

木造住宅と一口に言っても、使われる木材の種類や、それを選ぶ基準はハウスメーカーや工務店によって本当にさまざまです。「どれが一番」という正解はありませんが、私たちはお客様にとって最良のものを追求し、土台、柱、垂木などにを採用しています。

では、なぜ私たちがそこまで桧にこだわるのか?

1. 桧の「強さ」は、家の「耐久性」に直結します

お客様にとって木造住宅は「ひとくくり」になりがちですが、実は使われる木材の種類(杉、ホワイトウッドの集成材など)によって、強度が大きく異なります。

その中でも桧(ひのき)は、最も強度が高いとされています。

🌿 良い桧を見分ける「年輪」の秘密

ただ「桧」を使えば良いわけではありません。育った環境によって、その強度は何十種類にも変わってきます。私たちが重視するのは、年輪が細かく、北側で育った木です。

「太陽がよく当たる南側の木の方が良いのでは?」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。

• 南側(日当たりが良い): 早く成長するため、年輪が粗くなります。

• 北側(日当たりが少ない・雪が降る)長い年月をかけてゆっくり成長するため、密度が高くなり、年輪が細かくなります。

この「密度の高さ」こそが、釘やネジの抜けにくさ、つまり家の強さにつながるのです。

2. 1300年持つ証明!「吉野桧」がよい理由

私たちが理想とする良質な桧の産地として、この地域で最も有名なのが奈良の吉野です。

吉野は雪が降り、日当たりが少ない北側に位置しているため、まさに私たちが求める上質な桧が育ちます。

この耐久性を証明するのが、奈良の法隆寺です。法隆寺は1300年もの間、その姿を保っていますが、これは桧(ひのき)を使っているからです。

3. 健康と安らぎを守る「木の香り」の差

家は長く住む場所だからこそ、香りにもこだわります。

• 良質な桧: 1300年経っても油分が生きており、削ると良い香りがします。

• 集成材や強制乾燥された木: 木が「死んだ」状態になっており、削ってもほとんど匂いがしません。

同じ「木」でも、家の耐久性や住む人の健康、安らぎに与える影響は全く違います。

🏡 まとめ

たかべホームズが「桧」にこだわるのは、

1. 最も強度が高い木を選び、家の耐久性を高めるため。

2. 100年、200年と長く住み継げる家を目指すため。

3. 良質な香りで、住む人に安らぎを提供するため。

この「長く住める家づくりへのこだわり」だけ覚えて帰っていただけたら、嬉しく思います。

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